【宮崎大学医学科:あおいん】各教科で使ってきた参考書と、使用時期・取り組み方まとめ(現役・浪人含む)
こんにちは! 宮崎大学医学科のあおいんです!
今回は、僕が受験生の時に使っていた参考書について、特に浪人時代にどんな風に取り組んでいたのかを、かなり詳しくお話ししていこうと思います。
「この参考書がいいって聞いたから買ったけど、全然終わらない…」
「『一冊を完璧に』って言うけど、そもそもどうやったら完璧になるの?」
受験生なら一度はこんな悩みにぶつかったことがあるんじゃないでしょうか。何を隠そう、現役時代の僕がまさにその状態でした。
実は、僕が成績を伸ばせたのは、特別な参考書に出会えたからではありません。ごくありふれた参考書を、自分なりのルールで「使い倒した」からだと思っています。
今日はその具体的な方法について、科目ごとに包み隠さずお話ししたいと思います!
現役時代、唯一「やってて良かった」と思えた一冊
浪人時代の話の前に、少しだけ現役時代の話をさせてください。
正直、現役時代の勉強はあまり参考にならないかもしれませんが、一冊だけ「これはやってて良かったな」と心から思える参考書があります。
それが、『物理の基礎問題精講』です。
物理の参考書というと『良問の風』あたりが有名ですよね。もちろん良い参考書なんですが、当時の僕には少し問題数が多く感じられて…。その点、『基礎問題精講』は問題数がコンパクトにまとまっているので、すごくやりやすかったんです。
「よし、まずはこれを2ヶ月で終わらせよう!」
そう決めて、1日5題ずつ、毎日絶対に解くようにしていました。解けた問題にはチェック、解けなかった問題にはバツ印をつけて、とにかく繰り返しました。
この参考書の良かったところは、問題の文章が長めで、実際の大学入試の問題形式にすごく近いことでした。ただの知識確認で終わらず、本番さながらの演習が積めたのが大きかったですね。
もし物理に苦手意識があるなら、まずこの一冊から始めてみるのはすごく良い選択肢だと思います。
浪人時代を支えた「全科目共通のルール」
さて、ここからが本題の浪人時代の話です。
僕の浪人生活は、予備校の授業と自習の繰り返し。朝から晩まで、本当に勉強しかしていませんでした。そんな毎日の中で、僕が全科目で徹底していた、たった一つのシンプルなルールがあります。
それは、「分からない問題は、分かるようになるまで絶対に繰り返す」ということです。
「そんなの当たり前じゃん!」って思いましたか?
でも、これを本当に徹底するのは、意外と難しいんです。僕がやっていた具体的な方法を、ここから科目別に紹介していきますね。
【国語】演習量こそが正義!ひたすら読んで感覚を掴む
国語は共通テストだけだったので、対策はシンプルでした。使っていたのは、河合塾が出している共通テストの過去問、通称「黒本」です。
国語って、結局はどれだけ文章を読んだかに尽きるのかなと思っていて。とにかく数をこなして「読む練習」を繰り返すことで、だんだん解き方が体に染み付いてくる感覚がありました。
黒本を何周もした後は、駿台が出している実践問題集にも手を出して、とにかく演習量を確保していましたね。
古文や漢文で知らない単語が出てきたら、その都度単語帳で確認して覚える。単語帳は、正直どれを使っても大きな差はないと思います。大切なのは、一冊を決めて、それをコツコツやり続けることですね。
【数学】予備校テキストと「浮気しない一冊」で基礎を固める
数学は、基本的に予備校のテキストをメインで使っていました。予備校のテキストって本当によく出来ていて、基礎から応用、そして過去問レベルまで段階的に学べるようになっているんです。
僕の通っていた予備校では、こんなサイクルで勉強していました。
ステップ | 内容 |
|---|---|
予習 | まずは自力で問題を解いて、解けた・解けなかったをチェック。 |
授業 | 先生の解説を聞いて、解法をしっかり理解する。 |
復習① | 授業後の自習時間で、もう一度同じ問題を解き直す。 |
復習② | その週の土日にもう一度解いて、完璧に定着させる。 |
この「週3回サイクル」を徹底することで、解けない問題がどんどん減っていきました。
とはいえ、テキストだけだと不安になる時もありますよね。そんな時のために、市販の参考書も一冊だけ使っていました。それが、河合塾の『重要事項完全習得編』です。
よく『チャート式』が有名ですが、あれは網羅性が高い分、問題数が膨大で…。僕は一年でやり切る自信がなかったので、問題数が絞られていて、でも重要なポイントはしっかり押さえられているこの参考書を選びました。
使い方は予備校のテキストと同じです。授業で習った範囲を解いて、解けなかった問題には大きく「×」をつける。そして、その「×」が「○」に変わるまで、何度でも、何度でも繰り返す。分からないところはすぐに予備校の先生に質問に行って、疑問を絶対に放置しないようにしていました。
このやり方で、夏が終わる頃(9月くらい)には、数学の基礎がガッチリ固まった感覚がありましたね。
【物理・化学】信じるべきは、みんなが持ってる『セミナー』
物理と化学は、予備校で指定された『セミナー』を使っていました。学校で配られることも多い、あの参考書です。
「え、セミナーだけで大丈夫なの?」と思うかもしれません。僕も最初はそう思いました。でも、結論から言うと、大丈夫です。
むしろ、この『セミナー』を完璧にすることこそが、合格への一番の近道だと僕は思っています。
やり方は、数学と全く同じです。「分からない問題にバツをつけて、分かるまで解く」。これをひたすら繰り返すだけです。
ただ、一つだけ工夫していたことがあります。それは、「解き直すタイミング」です。
例えば、月曜日に解いてバツがついた問題を、すぐに解き直しても、短期記憶で解けちゃうことってありませんか?それだと本当の実力になっているか分かりません。だから僕は、このように「分かったつもり」を防ぐサイクルを徹底していました。
タイミング | やること | 目的 |
|---|---|---|
1回目 (例:月曜) | まず一度解き、マル・バツ・サンカクをつける | 現状把握 |
2回目 (例:火曜) | バツ・サンカクの問題を翌日に解き直す | 短期記憶での解答を避ける |
3回目 (例:週末) | もう一度総復習として解き直す | 知識の完全な定着 |
セミナーは問題数が多いので、最初は心が折れそうになるかもしれません。発展問題なんて、最初はバツだらけでした。でも、このサイクルを信じて続けていくと、ある瞬間から「あれ、解ける問題が増えてきたぞ?」と感じるようになります。
そして、「セミナーに載っていることで分からないことは一つもない」という状態になれば、もう怖くありません。もし大学入試で知らない問題が出たとしても、「これは誰も解けない問題だ」とか「きっと問題文にヒントが隠されているはずだ」と、落ち着いて対処できるようになります。
【英語】苦手科目は「一点集中」で乗り切る
最後に英語ですが…正直に言うと、僕は英語が一番苦手でした。
なので、あれこれ手を出すのはやめて、基本的には予備校のテキストを信じて、それをやり込むことに集中していました。
共通テスト対策としては、他の科目と同じように過去問と駿台の実践問題集を使って演習を積んでいましたね。
全部の科目を完璧にするのは理想ですが、時には「割り切り」も大切なのかもしれません。苦手科目は、まず「これだけは絶対にやり切る」という教材を一つ決めて、それを信じてやり抜くのが良いのかな、と個人的には思います。
というわけで、まとめです。
ここまで僕が使ってきた参考書と、その使い方についてお話ししてきました。
振り返ってみると、特別な参考書を使っていたわけでは全くありませんでした。
大切なのは、どの参考書を使うかよりも、「どう使うか」。
僕の場合は、それが「短いスパンで計画を立てて、分からない問題をゼロにするまで、週3回のサイクルで繰り返す」という方法でした。
もし今、たくさんの参考書に囲まれて、「何から手をつけていいか分からない…」と悩んでいる人がいたら、まずは一番信頼できる一冊を手に取ってみてください。
そして、「今週はこの章を完璧にする」という小さな目標を立てて、一問一問、着実に「できる」に変えていってみませんか?
その小さな成功体験の積み重ねが、きっと大きな自信に繋がっていくはずです。
応援しています!
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